編笠山から八ヶ岳美術館



八ヶ岳美術館 02 考古展示


中には靴を脱いで入る。床にはじゅうたんがあり、上からはカーテンが吊られて天井が覆われているので、雰囲気がとても柔らかい。 
平面図を見ると、[十]字の縦線の下のほうに、右に倒れた[T]字が右から接続している。十字の下から入り、上の方には民俗資料があり、T字に清水多嘉示の彫刻を展示している。
ここは 「 原村歴史民俗資料館 」 でもあって、縄文土器などが簡素に展示してある。多すぎないし、説明も簡単。同じ縄文の土器を見ても、尖石縄文考古館でより、こちらのほうが、心に沁みいってくるように感じる。博物学とか考古学とかの関心をもって見るには、尖石のように数と種類を備えることが必要だろうけれど、造形を楽しもうとするには、数を抑え、間隔をあけて、展示品どうしが独立してみえるほうがいいのだろうと考えた。中国の家具と現代美術がキャプションなしで並んで展示してあったインゼル・ホンブロイヒを思い出した。
顔面付釣手土器 」 は、聖なる火をともしたランプといわれるもの。下の器の部分をおおう取っ手には小さなドーナツ状の模様が繰り返している。フリーハンドの造形がみごとで、高さ30cmの小品を見ていて飽きない。



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