| 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ <雪景色>
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まつだい駅から、ほくほく線に乗り、十日町に着く。 博物館に向かう近道になる緑道があるが、雪で通れないので、表通りを律儀に歩く。駅から10分くらいで十日町市博物館。 ■ 十日町市博物館 新潟県十日町市西本町1 tel. 0257-57-5531 http://www.city.tokamachi.niigata.jp/museum/museum/index.html
越後縮や雪のくらしなど、この博物館ならではの見どころはいろいろあるが、ここで見落とせないのは、1999年に国宝に指定された縄文土器。 縄文時代の資料が国宝に指定されたのは、長野県茅野市の「縄文のヴィーナス」(棚畑遺跡出土土偶 1995年指定)に次いで2つ目。 しかも新潟県で初めて指定された国宝。 その国宝、笹山遺跡出土品一括928点は、野球場の建設準備のための発掘で発見された。 火焔型土器が14点、王冠型土器が6点あり、この2種の土器がこれほどまとまって出土した例はほかにないという。 縄文国宝第1号「縄文のビーナス」は、尖石縄文考古館に展示されている。 暗い特別室の中央にガラスケースがあって、小さな照明をいくつもあてて、たいそうな演出をしている。上向きにいくつもある光源が目にはいってうるさい。演出が目立ちすぎて、ビーナスそのものがよく見えない。 ここの博物館では、専用の展示スペースにおさめ、地震対策もしっかりしてあるが、過剰な演出がなくて見やすい。新潟県の初の国宝にしてはさっぱりしていていいな、と思っていたのだが、あとで博物館のホ−ムペ−ジを見ると、「国宝館・火焔の都」構想というのがでていた。もっとすごいことになりそうだ。 ■ 十日町情報館 新潟県十日町市西本町2 tel. 0257-50-5100 http://www.city.tokamachi.niigata.jp/index.html
基本的には図書館だが、情報館と名乗っているように、「人の交流、情報の受発信」の機能ももとうとしている。 具体的には、ふつうの図書館のはたらきのほかに、地域資料の提供、視聴覚センター、情報サービス、交流ひろばの5つの機能がある。 設計者、内藤廣は、「雪国には、物理的な意味でも精神的な意味でも、拠り所となる場所が必要だ。」と考え、まず「圧倒的な量の雪から身を守る丈夫で大きな天蓋(シェルター)」を作ろうとしたという。(内藤廣「支えとしての構築的方法」新建築1999.11) 外から見ると、屋根が大きく迫り出している。 内側では、天井にコンクリートの梁が大きな動物の背骨のように並んでいて、とても天井が重く見える。 鳥羽の「海の博物館」の収蔵庫(1992年)の天井を思い出したのだが、同じ構造を使っている。 図書館部分は見晴らしのいい吹き抜け空間。 情報部分は、たえず必要になる更新に対応できるように、フラットな空間。 妻がしきりに「この図書館いいね。こんな図書館みたことないね。」と感心している。 妻の実家は府中市の大国魂神社のすぐ近くにある。小さい頃、神社の境内にある市立図書館の本を借りまくったという人で、もともと図書館には親しみをもっている。(でも幼少時の読みまくりが、どの程度、人格形成に役立ったかは判然としない。今はミステリーを読みまくっている。ミステリーの出版点数は驚くべきもののようで、あんな早いペースで読んでも、まだ読む本が尽きずにあると−いうのが不思議に思える。) 情報館の前に ジョディ・ピント+モリス/サトウスタジオ「光の島」 no.48 が設置されている。 これは2000年夏のトリエンナーレの作品だが、1999年11月の「新建築」に十日町情報館が発表された写真に、もう写っている。ずいぶん早くから準備が進んでいたようだ。 |
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