[天覧山・巾着田から入間市博物館+盈進学園東野高等学校] パタンランゲージ



3-2 パタンランゲージ


東野高校に関わったクリストファー・アレグザンダーはプーさんとは無関係で、アメリカの建築家。
1977年に発表した「A Pattern Language」は、建築の世界だけでなく、コンピュータのソフトウエア開発や、哲学の領域にまで影響を及ぼしている。
アレグザンダーは東洋の絨毯研究もしていて、美術館でコレクションが展示されたこともある。

「パターンどおりに」という言い方があるように、パターンを使った建築というと、できあがったパターンを機械的にあてはめて建築するかのようだが、アレグザンダーのパタンランゲージは、そういうものではない。
まず建築の設計には、建築の諸要素ごとのパターンを言葉にすることが必要であるという。


生きている花をつくろうとすれば、ピンセットで細胞を一つ一つ物理的に組み立てるのではなく、種から育てるであろう。

そして、花の部分の全一性に遺伝情報が必要なように、建物や町にもそれが必要である。

結局、それは言語(ランゲージ)のような形で存在することがわかる。

(時を超えた建設の道 平田翰那訳 鹿島出版会 1993)


「A Pattern Language」には、それらがまとめられているのだが、個々の建築にあたっては、それを単純にあてはめるのではなく、またその建築ごとに言葉を生み出していく。
そこに住む人、生活する人、利用する人が、その建築に望むもの、心地よいと感じるものを、対話を重ねて引き出し、言葉にしていく。
それができれば、具体的な建築は簡単にできるという。

実際の建築にその考え方がどう実現していくのかは理解しにくいのだが、さいわい、日本では、「A Pattern Language」の翻訳、「パタン・ランゲージ−環境設計の手引」があり、盈進(えいしん)学園東野(ひがしの)高等学校の実例がある。



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