弥山・出雲大社から手銭記念館・松江北堀美術館
+菊竹清訓・高松伸その他の島根のミュージアム



 1  弥山(みせん)


弥山(みせん)は出雲大社への参道から右手に見える山。
出雲国風土記では、「出雲の御埼山」(みさきやま)と記され、日御碕(ひのみさき)までいたる連なりを1つの山として捉えていて、出雲大社の後ろに丸くこんもりとして見える八雲山も、そのうちに含まれる。

弥山という名は、おそらく須弥山(しゅみせん)に由来していて、全国にいくつかあるが、ここ出雲では、いかにもあるべくしてあるという感じがする。
標高495mの山頂からは陸と海のすばらしい展望が広がる。


宿 6:00
出雲大社の西の海辺にある宿を朝6時に出る。
ここに行ったのは11月半ば。松江の日の出の時間は6時40分くらい。関東地方より30分近く遅くて、まだようやく空にいくらか明るみがきざしかけたくらいの時間。
白い照明がとてもまぶしく見える自販機で缶入りのコーンスープを買う。きのうの食べ残しのパンとコーンスープを、山を往復するエネルギーにする。

出雲大社 6:12 暗い参道を横切る途中で正面に一礼する。
出雲教の建物の前を通って、東に向かう古い道を行く。
途中に「真名井の水」という湧水がある。

標識を左折 6:25 細い水路を水が勢いよく流れているのに沿っていく。人家の裏庭のようなところを過ぎ、水源のタンクがあるところで右へ折れる。 
斜面をジグザグに登って、ふり返ると海がある。
たくさんの粒のような人家。白い壁が朝日をはねかえしている。

松林に入る。湿っていて、急坂で、すべりやすい。
細い山橋をわたる。
頂上近くなると岩がゴロゴロしてくる。
風も強くなる。

山頂 7:20−50





山頂にはコンクリートの祠があり、隣に樹木が立っている。それに青い海。
中近東か地中海あたりの映画のようだ。

眺めは広々としている。
南西に海岸線が弧を描いていて、その先に青いシルエットが盛り上がっているのは三瓶山(さんべさん)。
海の向こうから陸地を引いてきて新たな土地を加えたという国引き神話では、綱が薗長浜(そののながはま)、つなぎとめた杭が三瓶山という。
島根東部では、もう1本の綱が夜見島(よみのしま・今の弓が浜)。杭が火神岳(今の大山)。
大社あたりから眺める三瓶山も、松江市街のあちこちから見える大山も、秀麗な姿でそそる。機会を作ってぜひ行きたい山だ。

近くには川に沿って大社文化プレイスがあり、鳥居があり、大社の森があるのが、はっきり識別できる。(大社そのものは森のかげになって見えない。)
南東には出雲ドーム。
北西に日御碕(ひのみさき)灯台。
高いところにのぼると、初めて来た土地の地理のおさらいができる。

来た道を戻る。
少し降りるともう風がない。

出雲大社 9:00


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