弥山・出雲大社から手銭記念館・松江北堀美術館
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 7  出雲 ・ 松江の旅
7-5    松江の橋  


この秋に初めて松江に行ったのだが、半年ほど前、春に、やはり初めての広島に行った。
広島はいくつかの川に分断されて、短冊状に土地があった。
関東平野に住んでいると、陸地も住宅街もただただ続いているのが当たり前と思っている。かつて江戸は水路の多い都市だったというが、今はそんな印象はない。こういう土地の都市もあるのかと新鮮だった。
松江も、宍道湖、中海、それらを結ぶ水路、それらに流れこむ川などで分断されている。山陽側と山陰側で、似たような都市が対称的にあるのが、不思議な気がした。

入沢康夫は、「日本本州の形を一匹の爬虫類にみたてれば、出雲地方はその眼の部分に、そして特に中海宍道湖の部分は瞳にあたる。」ともいう。
これもおもしろいイメージだ。
いわれてみれば、僕には龍のように見えてきた。島根半島あたりは龍の角張った眉間のようだ。

たくさんの水の流れがあるので、たくさんの橋がある。橋はとうぜん「あの世」と「この世」を結ぶもの。
いろいろに思いを誘われる町だった。



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