さった峠から東海道広重美術館+磯崎新のグランシップ


さった峠


望嶽亭の少し先で右に細い道に入る。
車も通る道を上がって行く。
左に海と国道と電車の線路。
いくつか折れていくと駐車場があり、その先は車の通らない歩道に入る。
とても快適な道で、アップダウンはあまりない。



さった峠 13:10





細い道の途中に展望台がある。
漁師の網にかかって引き上げられた地蔵菩薩像(さったの地蔵)を山上に祀ったことからその名がついたといわれるさった峠は、東の箱根峠、西の鈴鹿峠の間にあって、東海道の三大難所であったという。
でも標高は90メートル。高低ではなく、断崖を行く厳しさだったのだろう。
山が海に迫り、現代でも国道や鉄道や高速道路が窮屈そうに並んでいる。日本海では親不知がこんなふうだった。
広重が描いたのとほとんど同じ構図が見られるのは、この厳しい地理条件があるからのことで、大きく変わりようがない。
空気が澄んでいれば、急傾斜の山の斜面−駿河湾−富士を望む絶景のはずだが、あいにくかすんでいる。
でもすぐ下の海では、岩礁で釣りをする人、沖にヨット、鳥が横切っていく。
海はいい。



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