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鳴虫山から小杉放菴記念日光美術館 |
鳴虫山は1183.5m。日光市街地の南にある。地図を見るとコ−ス上にいくつもの山の名があるが、山頂というほどのところではない。適度な登り下りがあって、歩いた満足感があり、降りたところの憾(含)満が淵の景観もいい。 小杉放菴記念日光美術館は、鳴虫山を降りた神橋のすぐ先にあり、小規模だが、きれいな、居心地のいい美術館である。
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登山口 0:00 ![]() |
日光有料道路を日光市街方面に降りて真っ直ぐ走っていくと鳴虫登山口の標識が左手にあった。近くの中央公民館の駐場に車を置いて歩き出す。くねくねと細い町中の道をやや行くと、鳴虫山一帯の案内図があり、石垣の上に上がって行く道がある。 ジグザグの道を上がっていくと、祠があり、天王山という、たいそうな名前がついている。 写真:左に見える案内板の先で左に上がっていく。 |
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右折 0:35 |
杉林を登って、登山口から30分ほどのところで右折する。「市街0.8km鳴虫山 2.3km」の標識がある。 |
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神主山 0:47 ![]() |
樹林の中を行って神主(こうのす)山 842mの山頂にでる。ベンチがあり、山頂の標識もあるが、あまり山頂 という感じのしないところ。 木の根が階段状に続く道を上がっていく。ふと見上げると猿が道脇の斜面に座っていて、びっくりする。登山者があげたか、捨てていったかしたみかんの皮を食べている。首を傾けて、なんだか哀れな風情の猿で、かなり近寄って写真をとったが、まったくこちらに反応しなかった。反応するようでは怖いが。 |
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鳴虫山 1:47 ![]() |
登山口から2時間ほどで鳴虫山頂。1183.5m。斜面に張り出すように木の展望台がある。空気がかすんでいるためもあるが、格別の展望ではない。 南側に下ると展望が開けるとかいたガイドブックがあり、行ってみた がずっと木の中。枝が茂ってしまったのかもしれない。 細い尾根道を行くが、斜面の眺めが開けてシネマスコ−プのような景色のところがあり、とても黄葉がきれい。 |
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合峰 2:05 |
合峰1084mは道の一部がいくらかふくらんだ程度のところで、ここも枝が伸びたのか展望がない。 そのまま進んで急坂を下る。途中に男体山方面の展望が開けるところがあり、急な坂の途中だが、木の根に腰かけて昼食にする。 |
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独標 2:27 |
独標925mも単なる通過点。穂高にも独標があったとか連想してしまうと大違い。 滑りやすい道で、下りで2度しりもちをついたが、けがをすることはなく、降りきる。 |
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憾(含)満が淵 3:09 |
水門のフェンスの脇を回り、憾(含)満が淵に着く。みどりがかった石の間を、やはり緑がかった水が白い飛沫を上げながら、激しい勢いで流れていく。日光にこういう見どころがあるのは知らなかった。 |
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神橋 中央公民館 3:50 |
流れに沿って下っていくと神橋にでる。このへんは車ではよく通るところだが、こういう位置関係になっているのかと、初めて知った。みやげ用に橋のそばのホテルのパンを買い、市街地を抜けて中央公民館の駐車場に戻る。 |
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*コ−スタイムは登山口からその地点までの経過時間。ただし、休憩時間を除く。 |
日光市山内2388−3 tel. 0288−50−1200 http://www.khmoan.jp/ 小杉放菴(1881−1964): 本名は国太郎。日光で生まれる。 日光在住の洋画家・五百城文哉に学んだのち、上京して小山正太郎の不同舎に入塾。この頃は未醒と名のる。 山本鼎らと美術雑誌『方寸』の創刊に関わる。 横山大観らと知り合い、再興日本美術院に同人として参加して洋画部を主宰。 院展の洋画部は第7回展で解散したため、未醒らは新たに春陽会を結成。 山本鼎の農民芸術運動にも協力する。 小川芋銭、国木田独歩など、広い交流があった。 雅号を放庵(のちに放菴)と改め、日本画の世界にはいり、晩年は新潟県赤倉の山荘に住む。 代表作に東大安田講堂の壁画や「水郷」「山幸彦」「奥の細道画冊」など。 ◇ ◇ 美術館の敷地は、1879年に開校した晃嶺学舎を前身とする日光小学校が1982年まであったところ。美術館のアプローチにあたる石段と池の縁石には、旧日光小学校の土台石が使われている。 かつて、記憶を宿す大きな樅の木もあり、木を取り囲むように展示棟と管理棟の2つに大きく分けて建物を配置した。渡り廊下からこの樅の木を見通せるようにしてあったが、樅の木は枯死し、1999年に伐採された。 土地の記憶を残した全体配置や、さまざまな素材を生かした質感や、細部まで行き届いたデザインなど、よく作られている。 ただ、作品の雰囲気、大きさ、量に比べて、建築全体がやや重厚すぎる印象を受ける。 設計:松田平田 施工:大成建設株式会社 関東支店 敷地面積:9596u 建築面積:1345u 延床面積:1825u 美術館のホ−ムペ−ジには、建築関係の詳細な記述がある。 ◇ ◇ * 鳴虫山から小杉放菴記念日光美術館への移動 山から降りたところにある神橋は三叉路になっている。山から下りた道を右に曲がって神橋を渡ると日光市街、日光駅方面。直進すると左に曲がっていく道の途中、右手に美術館がある。神橋から徒歩数分。 山も美術館も日光市街にあり、山から降りたところに美術館があるので、都心から電車(JRか東武鉄道)でも回れる。 * 神橋から小杉放菴記念日光美術館への道をさらに先に進むと外山(とやま)880mがあり、1時間半くらいで楽に往復できる。赤薙山などの展望が開け、時間などの都合によってはこちらもいい。 日光周辺には、ほかにもそれぞれに特徴のある多くのハイキング・コ−スがある。 |
日光に特有の展示施設が多くある(それで似た名前が多い) 日光柳営博物館 0288-53-0565 −徳川将軍の茶の湯の遺産 日光輪王寺宝物殿 0288-54-0531 日光東照宮美術館・宝物館 0288-54-0560 日光二荒山神社宝物館 0288-55-0017 うるし博物館 0288-53-6807 栃木県立日光自然博物館 0288-55-0880 日光市 日光観光協会 |
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