天女山からフィリア美術館その他の
八ヶ岳南西麓の個性的なミュージアム

 
天女山


小海線の甲斐大泉駅から北に向かうと、八ヶ岳横断道路と交差するが、その交差点のすぐ先に登山口がある。車でも天女山頂近くの駐車場まで行ってしまえるのがちょっと興醒めだが、めげずに歩いていく。

登山口まで車で来る途中、朝早くのうちは霧の密度がとても濃くて、ほとんど霧雨だった。ジョギングする人や、犬を散歩させる人がフードをかぶっていた。
山に行く途中でこんなにジョギングや犬の散歩の人を見かけるのは珍しい。都市の裏手にでもあって、ほとんど公園のような山なら別だが、いちおう八ヶ岳のすぐ裾野の一帯である。気がついてみると何だか異様な眺めのような気がしてきたのだが、都会から移ってきて、そのまま都会の生活様式で暮らしている人たちがかなりいるのだろうかと思う。





登山口 0:00
文章が行ったり来たりするが、ふたたび登山口から。
舗装道路から左にそれて山道に入ると、樹林の中を行く。急ではないが、同じ角度でずっとのぼりが続く。変化がないし、息を抜けるところがないので、案外きつい。



3歳だった息子と初めて登った山がこの天女山だった。初めてにしては、3歳にしては、しかもひたすら登りが続く道を、よく歩いたものだと思う。おまけにそのときは甲斐大泉駅から歩いてきたのだから、登山口までも小さな子供にとってはかなりの距離だった。
そのときのことを思い出すと懐かしいし、もう帰らない時間がいとおしい。
(下の、山頂での写真はそのときのもの。ひざに収まるくらい小さかった。)



歩いて行くと、たくさんの花を見かける。
写真は、左からマツヨイグサ、シモツケ、カノコユリ。ほかにギボウシ、ガクウツギ、ウツボグサ、マツムシソウなど...



山頂 0:20
花を見ながら、昔を思い出しながら、いくつかのジグザグを登るうちに山頂に着く。
広くて起伏がある、あまり山頂らしくないところで、覚えのある大きな石に山名が刻まれている。

山の名の由来を書いた案内板がある−
瑞穂の国の中ほどにある斎(いつき)の杜−今はなまって美し森という−に、八百万の神々が天下り、年に1度集まってその歳の国を治める掟を話し合った。終わると天女山に住む仕女を招いて舞いを奉仕させた。舞いの前には、天の河原で身を浄めた。
ということで、その天の河原まで行ってみることにする。



天の河原 0:33
天女山から先に進むと駐車場があり、ここまでは車でも来られる。
ここから先は歩く道だけで、八ヶ岳のピークの1つ、権現岳に至る。
同じような樹林の中の道を10分ちょっと歩いて天の河原に着く。展望が開けた場所だが、霧があって遠くまでは見晴らせなかった。
今日は権現岳までは行かずに、ここのベンチでのんびりひと休みして引き返す。

天女山  0:45
登山口  1:05

*経過時間は休憩時間を含みません。(山行 2001.7.30



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