カーレンベルク山からウィーンのミュージアム

15  年表・関連する人たち・参考図書・展覧会・映画 


年表関連する人たち 参考図書 展覧会映画


■ 年表

1137 「ウィーン」の名が記録に残る最初の年
1220 シュテファン教会の建設始まる
1278 オーストリアでハプスブルク王朝始まる
1299 オスマントルコ勃興
1452 フリードリヒ3世戴冠 結婚政策を進める
1529 オスマントルコの第1次ウィーン包囲
1618 30年戦争始まる
1648 ヴェストファリア条約で30年戦争終結
1678 ペストで多数の死者
1683 オスマントルコの第2次ウィーン包囲 ポーランドのソビエスキ王の軍隊が、カーレンベルクから援護の攻撃をしかけ、撃退できた
1696 シェーンブルン宮殿の建設始まる
1697 オイゲン公 ゼンタの戦いでトルコ軍を破る
     (オイゲン公の蔵書は国立図書館の貴重な核となる)
1714 ベルベデーレ宮殿の建設始まる
1736 マリア・テレジア ロートリンゲン公フランツと結婚
1740 マリア・テレジア 家督相続
1741 オーストリア継承戦争(-48)
1766 ヨーゼフ2世 プラーターを開放
1772 第1次ポーランド分割(93-2次 95-3次)
1793 マリー・アントワネット処刑
1805 1809? ナポレオン ウィーン占拠
1810 ナポレオン マリ・ルイーズ(オーストリア皇帝フランツ1世の長女)と結婚
1813 ナポレオン ライプツィヒの戦いで敗れ、失脚
1814 ウィーン会議(-15)
1848 ウィーンで3月革命 フランツ・ヨーゼフ1世即位

1853 フランツ・ヨーゼフ1世 暗殺未遂

この頃、人口4000万人 軍隊60万人 
850万ドイツ人 1600万スラブ人 600万イタリア人
500万マジャール人(ハンガリー) 270万ルーマニア人
100万ユダヤ人 10万ジプシー

1858 ウィーンの城壁を壊す、都市改造始まる
1865 リング通り完成
1866 プロシアに敗れる 統一ドイツから排除される
1867 オーストリア・ハンガリー2重帝国発足
     メキシコ皇帝マクシミリアン(フランツ・ヨーゼフ1世の弟)処刑
1869 国立オペラ劇場

1872 東京湯島聖堂大聖殿で文部省博覧会を開催し、ウィーン万国博覧会に出品予定の工芸品等を展示。会期終了後は文部省博物館となる(東京国立博物館の前身)

1873 ウィーン万国博覧会(5/1-11/2)=日本が初参加した万国博覧会
岩倉使節団ウィーン視察(6/3-6/18) 万博終了後、ヨーロッパの工芸品などを積んで帰ったフランス船ニール号が伊豆沖で座礁し沈没
国会議事堂 ブルク劇場

1878 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ占領
1881 美術史美術館
1889 ルドルフ皇太子 マイヤーリングでマリー・ヴェッツラ17歳と心中
1892 ハインリッヒ・フォン・シーボルトが日本で収集した骨董品・発掘品などをウィーンの貿易博物館に寄贈(後に、オーストリア応用美術博物館と自然科学博物館に移管)
1894 ウィーン自然歴史博物館で「日本の民俗と文化」展
1897 ウィーン分離派結成 プラーター公園の大観覧車
1898 エリーザベト皇后(シシィ)スイスのレマン湖で暗殺
1899 オルブリヒ セセッション
1900 フロイト『夢判断』 第6回分離派展で日本美術展
1903 ウィーン工房(ホフマン モーザー)
1905 オーストリア応用美術博物館で「日本の古美術」展
1906 オットー・ヴァークナー 郵便貯金局
1908 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ併合
1914 セルビアでフランツ・フェルディナント皇太子暗殺される
     第1次世界大戦
1916 フランツ・ヨーゼフ1世シェーンブルン宮殿で死去 シュテファン大聖堂で葬儀 カール1世即位

1918 チェコスロバキア共和国成立
カール1世退位 ハプスブルク王朝終わる
「ドイツ・オーストリア共和国」人口600万人の小国となり、独立して存続することへの不安 大ドイツとの合体を望む気持ち
グスタフ・クリムト(2/6) オットー・ヴァークナー(4/11) コロマン・モーザー(10/18) エゴン・シーレ(10/31) 死去

1933 ドルフスがクーデターを起こし独裁体制=オーストロ・ファシズム
1934 ドルフスをナチスが暗殺 シュシュニック後継

1938 ヒトラー ウィーンに入る(3/13) ドイツとの合邦=「オストマルク」
オーストリアではドイツ人を上回るほどの反ユダヤの志向と行動
マウトハウゼン(リンツ)の近くに強制収容所建設 1945年5月の解放日までに20万人収容、10万人以上が亡くなる
水晶の夜(11/9)ユダヤ人襲撃。シナゴーグ破壊
(ブルーノ・タウト トルコで死去 12/24)

1939 第2次世界大戦 (-45)
1942 マウトハウゼンの強制収容所ガス室稼働(3/27-1945.5/5)
1945 ソ連軍 ウィーンに入る 米英仏ソ4か国の共同統治(-55)
1955 共同統治終わる 永世中立国として第2共和制
1970 ブルーノ・クライスキー 首相に就任(-83)
1973 国連都市建設(-79)
1986 元国連事務総長ワルトハイム、大統領につく 元ナチスの軍隊に所属していたことがあり、国際的非難を受ける
1989 ハプスブルク家最後の皇后スイスで死去、シュテファン教会で葬儀 
ベルリンの壁の崩壊(11/9)
1994 拡大EUに加盟


■ 関連する人たち

ウイリアム・モリス  1834-1896
オットー・ヴァーグナー1841-1918
ジグモント・フロイト 1856-1939
マックス・クリンガー 1857-1920
グスタフ・マーラー  1860-1911
グスタフ・クリムト  1862-1918
ヨゼフ・マリア・オルブリヒ 1867-1908
コロマン・モーザー  1868-1918
チャールズ・レニー・マッキントッシュ 1868-1928
アドルフ・ロース   1870-1933
カール・レンナー   1870-1950
ヨーゼフ・ホフマン  1870-1956
アーノルド・シェーンベルク 1874-1951
エミーリエ・フレーゲ 1874-1952
フランツ・カフカ   1883-1924(プラハ生-ウィーン没)
オスカー・ココシュカ 1886-1980
エゴン・シーレ    1890-1918

カール・マルクス   1818-1883(1848.8.27-9.7ウィーン滞在)
レオン・トロツキー  1879-1940(1907-1914ウィーン滞在)
ヨシフ・スターリン  1879-1953
ベニト・ムッソリーニ 1883-1945
アドルフ・ヒトラー   1889.4.20(オーストリア ブラウナウ)-1945(ベルリン)
チャールズ・チャップリン1889.4.16(ロンドン)-1977.12.25(スイス ローザンヌ)


■ 参考図書

世紀末ウィーンを歩く 池内紀 南川三治郎 新潮社 1987
ウィーン-ある都市の物語 池内紀 ちくま文庫 1989
ウィーン物語 宝木範義 新潮選書 1991
『「生」と「死」のウィーン-世紀末を生きる都市(まち)』ロート美恵 講談社新書 1991
(ウィーンの現代美術の状況、シュヴァルツェンベルク城の復活について、参考になった。)
世界の都市の物語ウィーン 森本哲郎 文芸春秋 1992
WIEN性のワルツ 山田晶義 PARCO出版 1993
歴史のなかのウィーン-都市とユダヤと女たち 増谷英樹 日本エディタースクール出版部 1993
ウィーン-黄金の秋 ヒルデ・シュピール 別宮貞徳訳 原書房 1993
ウィーンのカフェ 平田達治 大修館書店 1996
ウィーンの街の物語 松井隆夫 小学館 1998
『ウィーンの内部への旅 死に憑かれた都』 ゲルハルト・ロート 須永恒雄訳 彩流社 2000
(ニューヨークについてのついてのレム・コールハース『錯乱のニューヨーク』鈴木圭介訳 ちくま学芸文庫にあたる、とても刺激的な都市論。)
ウィーンその知られざる諸相-もうひとつのオーストリア 中央大学人文科学研究所編 中央大学出版部 2000
観光コースでないウィーン-美しい都のもう一つの顔 松岡由季 高文研 2004
(ウィーンから帰ってから読んだのだが、行く前に知っていたら見落とさなかったのに、という所がいくつかあって、残念だった。)
ハプスブルク家の宮殿 小安正安 講談社現代新書 2004
特命全権大使米欧回覧実記 久米邦武編 岩波文庫 1980 
(四)第80巻 ウィーン (五)第82.83巻 ウィーン万国博覧会
『東京の[地霊(ゲニウス・ロキ)]』鈴木博之 文春文庫 1998
(『特命全権大使..』は明治初期、新政府の主要メンバーの大半が参加してしまった視察団の記録で、おもしろかった。『東京の..』には、その現代につながる後日談がある。)
江戸・東京の中のドイツ ヨーゼフ・クライナー 安藤勉訳 講談社文庫 2003
松岡正剛の千夜千冊 第946夜 アーサー・ケストラー『ユダヤ人とは誰か』

          ◇          ◇

近代オーストリアの歴史と文化-ハプスブルク帝国とオーストリア共和国 バーバラ・ジェラヴィッチ 矢田俊隆訳 山川出版社 1994
オーストリア現代史の教訓 矢田俊隆 刀水書房 1995
1848年ウィーンのマルクス ヘルバート・シュタイナー 増谷英樹訳 未来社 1998
トロツキー自伝 高田爾郎訳 筑摩書房 1989
『トロツキー その政治的肖像』D.ヴォルコゴーノフ 生田真司 朝日新聞社 1994
『「負の遺産」との取り組み-オーストリア・東西ドイツの戦後比較』 ヴェルナー・ベルクマン ライナー・エルプ アルベルト・リヒトブラウ編著 岡田浩平訳 三元社 1999
自国史の行方-オーストリアの歴史政策 近藤孝弘 名古屋大学出版会 2001
わが闘争 アドルフ・ヒトラー 平野一郎・将積茂訳 角川文庫 1973
『対比列伝 ヒトラーとスターリン』アラン・ブロック 鈴木主税訳 草思社 2003
『ナチスもう一つの大罪―「安楽死」とドイツ精神医学』 小俣和一郎人 文書院 1995
『ナチスドイツと障害者「安楽死」計画』 ヒュー・グレゴリー ギャラファーHugh Gregory Gallagher 長瀬修訳 現代書館 1996
ナチ強制・絶滅収容所-18施設内の生と死 マルセル・リュビー 菅野賢治訳 1998
第三帝国と安楽死-生きるに値しない生命の抹殺 エルンスト・クレー 松下正明訳 批評社 1999
ヴァイツゼッカー大統領演説集 永井清彦編訳 岩波書店 1995
歴史教育と教科書-ドイツ、オーストリア、そして日本- 近藤孝弘 岩波ブックレットno.545 2001

          ◇          ◇

近代建築 オットー・ヴァーグナー 樋口清・佐久間博訳 中央公論美術出版 1985
(新しい建築をつくる!という意気がストレートにある。)
装飾と罪悪-建築・文化論集- アドルフ・ロース 伊藤哲夫訳 中央公論美術出版 1987
(それに対して、こちらは変化球を駆使していて、それはまたそれで読む楽しみがあった。)
『世紀末建築4 分離派運動の転回』 三宅理一 田原桂一 講談社 1983
(大きな写真満載の高価でとても重い本。図書館に貸し借りで往復するのがたいへんだった。)
アドルフ・ロース 伊藤哲夫 鹿島出版会 1980
アドルフ・ロース 川向正人 住まいの図書館出版局 1987
近代建築への招待 ユリウス・ポーゼナー 田村都志夫訳 多木浩二監修 青土社 1992
(鉄骨とコンクリート、タウトのジードルンク、ロース、ル・コルビュジェについて)
『マスメディアとしての近代建築 アドルフ・ロースとル・コルビュジェ』 ビアトリス・コロミーナ 松畑強訳 1996
ウィーン世紀末の文化 木村直司 東洋出版株式会社 1993
『マッキントッシュの世界 建築、インテリア、家具-トータルデザインの誕生』 木村博昭 平凡社 2002
アール・ヌーヴォー スティーヴン・エスクリット 天野知香訳 岩波書店 2004

イメージの狩人-絵画の眼と想像力- 坂崎乙郎 新潮選書 1972
(この本との出会いは決定的で、以後、この著者の著書を読み、シーレの絵を見続けることになった。)
イメージの変革-絵画の眼と想像力- 坂崎乙郎 新潮選書 1972
『エゴン・シーレ 二重の自画像』 坂崎乙郎 岩波書店 1984
クリムト キャサリン・ディーン 富田章訳 西村書店 2002
クリムト ゴットフリート・フリードゥル タッシェン・ジャパン 2002
コロマン・モーザー 藤本幸三 INAX ALBUM 2 1992

ウィトゲンシュタイン全集1論理哲学論考他 奥雅博訳 大修館書店 1975
『ウィトゲンシュタインからフロイトへ 哲学・神話・疑似科学』ジャック・ブーブレス 中川雄一訳 国文社 1997

映画都市ウィーンの光芒 オーストリア映画全史 瀬川裕司 青土社 2003
映画の中のベルリン、ウィーン 飯田道子 三修社 2003

          ◇          ◇

水族館ウォッチング 中村庸夫構成 平凡社 1997
水族館に行こう 中村庸夫写真・監修 平凡社 1997
世界の天文台 磯部琇三 河出書房新社 1983

          ◇          ◇

地球・街角ガイド9ウィーン 同朋舎出版 1995
(ガイドブックとしても必要十分な内容で、さらに建築の3次元透視図が多数あって、参考になった。)
ヨーロッパ建築案内2 淵上正幸 TOTO出版 1999
『地球の歩き方「ウィーンとオーストリア'04-'05」』 ダイヤモンド・ビッグ社 2003
『世界の建築・街並みガイド5 オーストリア/ポーランド/チェコスロヴァキア/ハンガリー/ルーマニア』 川向正人監修 海老原模奈人・櫻井文優・多田和秀・水野貴博・菅沼聡也編 エクスナレッジ 2004


■ 展覧会

1996 Bunkamura 「ウィ-ン美術史美術館名品展」
1996 佐倉市立美術館 「ホフマンとウィ-ン工房展」
1996 東京富士美術館・サントリーミュージアム天保山・千葉そごう美術館 「ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館所蔵 クリムトとウィーン印象派展」 
1997 安田火災東郷青児美術館 「ウィーン世紀末展レオポルド・コレクション」
(まだレオポルト美術館が開館前で、名品が多数運ばれてきた。開館してからは、こんなに一度に外に出ることはないはず。3回見に行った。)
1998 群馬県立近代美術館 「オ-ブリ-・ビアズリ-展-世紀末芸術の華」
1999 佐倉市立美術館 「フンデルトワッサ-の世界展 芸術と自然の共生」
1999 埼玉県立近代美術館 「フンデルトワッサ-展」
1998-99 京都工芸繊維大学美術工芸資料館・美濃和紙の里会館・たばこと塩の博物館・いの町紙の博物館 「19世紀の和紙展」
2001 府中市美術館 「ウィーン、生活と美術 1873-1938」
2002 Bunkamura 「ウィーン分離派1898-1918」
2002 東京芸術大学美術館 「ウィーン美術史美術館名品展」
2003 兵庫県立美術館 「クリムト」
2003 うらわ美術館 「ウィーンの夢と憧れ 世紀末のグラフィックアート」
2004 東京国立博物館・大阪市立美術館 「世紀の祭典 万国博覧会の美術 ~パリ・ウィーン・シカゴ万博に見る東西の名品」


■ 映画

「チャップリンの独裁者」 [The Great Dictator] 監督チャールズ・チャップリン1940 アメリカ
(1940年に批判や妨害をこえてこういう映画を作る意志に感動する。)
「第三の男」 監督キャロル・リード ジョセフ・コットン オーソン・ウェルズ アリダ・ヴァリ 1949 イギリス

「サウンド・オブ・ミュージック」 監督ロバート・ワイズ ジュリー・アンドリュース クリストファー・プラマー リチャード・ヘイドン 1965
(『夢見る頃を過ぎても UNCONDITIONAL LOVE』という2002年のアメリカ映画に、ジュリー・アンドリュースがジュリー・アンドリュース役で出演していて、とぼけていて、おかしかった。)

「ルードウィヒ 神々の黄昏」 監督ルキノ・ビスコンティ ヘルムート・バーガー ロミー・シュナイダー トレヴァー・ハワード イタリア 西ドイツ フランス 1972
(長い..)

「愛の嵐」 監督リリアーナ・カヴァーニ ダーク・ボガード シャーロット・ランプリング イタリア=アメリカ 1973

「男はつらいよ・寅次郎心の旅路」 監督・山田洋次 渥美清 竹下景子 柄本明 1989( 第41作)
(寅さんシリーズ唯一の海外ロケ作品)


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